【さとうささら】 Cevio Creative Studioを購入 VOCALOIDとの違いは?

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VOCALOIDのライブラリを追加しようかと考えていましたが、去年リリースされたCevio Creative Studioの自然な歌声に興味を惹かれFREE版を試してみました。

FREE版のため編集の自由度は少ないですが、ベタ打ちでも十分活き活きした歌声を発揮。VOCALOIDとは違う十分な手ごたえを感じたため製品版を購入することにしました。

 

FREEから製品版にしてみて感じたことを少々。

主にVOCALOIDとの比較になりますが、歌声の調整部分に関しては全く別物。VOCALOIDはノートを分割したり長さを調節したりといったMIDI的なエディットが主体ですが、Cevioは専用の編集画面上で調節していくDAW的なエディットとなっています。

 

■発声について

Cevioの場合、音素の繋がりにばらつきがあるせいで発音がぶつ切りになることが多く(い→えetc)スラー機能を使ってもそれほど緩和されません。

各種編集機能を色々と触ってみましたが、VOCALOIDよりも融通が利かない印象ですね。発音タイミングを編集する際、ノート単位で調整するVOCALOIDの方が視覚的にわかりやすいのに比べ、Cevioは独特の編集画面でタイミングがつかみづらいです。

ピッチやビブラート編集はCevioがいいですね。

 後はVOCALOIDジェンダーみたいな声質を変えるスライダーがあるのですが、どの位置でも比較的自然です。

Cevioは息継ぎ(ブレス)の扱いも別物で自動的に設定されます。音量を下げて消すことも可能ですが、その都度編集する必要があるためあまり便利とはいえません。

 

■FREEのままでよかった?

両者を比較してみて感じたこと。VOCALOIDはユーザーが全てをエディットしていくマニュアル操作的な方向に対し、Cevioはモデリング音源であり、ソフトが状況に応じて自動で設定してくれるオートマチックな操作感。

そのためCevioの方がお手軽で、編集の手間をかけずにある程度自然な歌声を表現してくれます。その代わり、思い描いた歌声に編集しようとすると一気に難易度が上がります。色々と試行錯誤してはみたのですが、結局のところVOCALOIDの方が調整しやすいことを再認識するだけの結果となってしまいました。

 編集機能を当てにして買ってはみたものの、個人的には肩透かしを食らった感が強く残念な買い物となってしまいました。それだけFREE版は必要十分な機能を満たしているともいえますね。つまりは無理に製品版にする必要はなかったわけです。いくつかの歌声がセットになっていればお得感が増したのですが、そこはトーク機能のみ。発売から約1年が経ちましたが、そういった拡張性は期待できそうもありません。

 

2014年10月現在、主にトーク機能を中心にアップデートしているようです。ソング機能はここから大きく変わることなさそう。実はもう主力として使うことをあきらめました。伸びる音が気持ち悪すぎてどうも苦手。やっぱりVOCALOIDの方がなんだかんだで融通が利きます。

 

■やはりVOCALOIDが恋しくなる

Cevioに乗り換えるつもりで買ったものの、逆にVOCALOIDに慣れ親しんでいた自分を再発見したことになります。色々と不満も感じていたのですが、ある程度の解決策がある点ではよかったのかなと思います。ベタ打ちだとどうしても劣ってしまう感はありますが、磨けばきちんと答えてくれる。そういった自由度がCevioにもあれば大化けしてたかもしれません。