MEMO・REAL的な何か

おかずのりです。ボカロ黎明期から細々と音楽活動を行っています。ギター関連やDTM関連メインで記事を書いています。

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ポイント還元に騙されないで

色々な店舗でポイントが付くようになり、なんだか得したような気にさせるこのシステム。でも最近、このポイント制度が消費者にとってデメリットになっているように感じ始めた。

支払う現金で考えると

例を挙げてみる。販売価格10,000円の商品を10%引きで買うのと15%ポイント還元どちらがお得に見えるだろうか?

現金値引きは9,000円を払うだけでシンプルだが、ポイント還元は10,000円と1500ポイントとなっている。ポイント500円分が増額されているのでこちらの方が得をした気分になってしまう。

しかし、店舗の規約にもよるがポイントに関して主に以下の制約が付き纏う。

  • ポイント反映が遅い
  • 使える店舗が限られてしまう
  • もらえるポイント倍率が変動する(期間限定等)
  • ポイント期限を考慮する必要がある(通常・限定それぞれ別で)
  • 次回の買物を考慮する必要がある
  • ポイント利用時にポイント値引き分のポイントが付かない(店による)
  • ポイントを利用したい時に商品在庫があるとは限らない
  • ポイント値引き額で割安と錯覚してしまう

ざっとこんな感じだろうか。現金値引きは1回目の買い物で完結しており、支払う現金も1,000円少ない。しかし後者は既に10,000円を支払っており、あまりお得感はない。1,500ポイントは次回の買い物に持ち越しとなるが、上記のような制約がかかりあまり自由に買い物ができない。割引率も実は15%にはならないことが多く、同じ10,000円の商品をポイント利用込みでリピート購入し合算してみると12.75%引き程度しか割り引かれていない。(店舗側のポイント利用規約にもよるが)

それでも一応はポイント還元の方がお得ではあるが、これらの制約をクリアして購入できた場合の話であるし、そもそもポイント還元率が低ければ損をすることも十分あり得る。結局はポイント期限に迫られて余計なものに消費したり、貯まったポイントを無計画に消費したりと無駄使いすることが多い。

つまりポイントをもらうことで完全に店の術中にはまっている状態なのである。ポイントのお得な使い道をこの店ありきで考えるようになり、他店も含めた幅広い選択肢を自ら狭める原因にも繋がっている。はたしてそこまでしてポイント倍率にこだわる必要があるのだろうかと疑問に思うわけだ。

ポイント制度は店舗側にとって大きなメリット

結局のところ、このポイント制度は消費者のためではなく、あくまで店舗側の都合によるものだと認識する必要がある。

自社オンリーのポイントならば未来の消費行動も担保が取れるし、優先的に自社の商品を購入候補にしてくれる。仮に使わなかったとしても、既にポイント分の現金を受け取っているので損をすることはない。そして割引率よりも多めのポイント倍率をつけることで他店を出し抜くことも可能。考えてみたらメリットだらけである。(ポイントに関するシステム構築や管理費用はかかるが)

一方消費者にとっては、ポイント倍率に目を奪われて平常価格で買わされる危険性があるわけで、その場での判断だけでは本当にお得かどうかが非常にわかりづらい。

一つだけ言えることは、設定されたポイント倍率が店にとって損をしない額であること。よほどの事情がない限り、この世にお買い得商品というのは存在しないと思ってよい。

結局は価格ではなく

物を買う場合に少しでも安く買おうと模索していた過去の自分。特に楽天の買物マラソン時は酷く、ポイント倍率を稼ぐためだけに無駄な買物をすることがあった。完全に楽天のシステムに翻弄され、正常な判断で買い物ができていなかったといえる。

さすがに最近は反省し、そこまでポイント倍率や価格に固執することはなくなった。振り返ってみると、本当に欲しいものを吟味して買ったものは、だいたい長期間愛用しており満足度が高かった。逆にポイントや値引き率に惑わされ購入した物はあまりいい結果になっていないことが多い。原因は明らかで、商品の質よりもそういったバリューを優先したからだろう。

そういったことを踏まえて、これからはポイント倍率や割引率等の雑音に惑わされず、本当に必要なものを見極めたうえで購入したいところだ。